胚培養士 / S・Mさん

INTERVIEW胚培養士 / S・Mさん

責任も大きいけれど、とてもやりがいのある仕事です

01佐久平エンゼルクリニックで働こうと思ったきっかけは?

私は大学時代、農学部畜産学科で家畜の生殖に関する研究をしていて、牛の卵子などを扱っていました。同じ研究室を卒業した先輩方が胚培養士という仕事をされているということを知って私も興味を持ち、せっかくなら大学で学んだことを活かせる仕事に就きたいと思い、胚培養士を目指しました。
新卒で県内の他クリニックに就職し、3年ほど勤務。2017年、佐久平エンゼルクリニックに転職しました。
このクリニックを選んだ理由は、治療件数が多く、さまざまな症例を取り扱っているから。胚培養士として、より多くの経験を積めると思ったからです

02仕事の“やりがい”は何ですか?

患者様からお預かりした卵が成長していく過程を見ていると、神秘的な気持ちになります。胚培養士は一般的にはあまり知られていない職種ですが、命の元となるものを扱うという貴重な体験を日々させていただいていると思っています。
一番のゴールは患者様が妊娠して、出産までうまくいかれること。そのために患者様は治療に取り組まれるわけですが、私たちはひとつでも多く受精して、患者様の体に戻せる卵を増やすことでお手伝いができることに喜びを感じます。責任も大きいけれど、その分とてもやりがいのある仕事です。
私たちが行うひとつひとつの処置や作業が、ゆくゆくは患者様の人生、その先のご家族の未来に影響する……そうと考えると正直、プレッシャーに押しつぶされそうになることもあります。でも、生命の誕生に携わることのできる有意義な仕事。患者様と直接お会いする機会が少ない分、患者様の気持ちに寄り添い、少しでも安心して治療に臨んでいただけるよう、日々責任をもって卵子や精子をお預かりしています

03院長の政井先生はどんな方ですか?

とても穏やか。他のクリニックで患者様に対して怒る医師を見たことがありますが、そういうことは一切ありません。患者様の声もスタッフの声もしっかり聞いてくれる先生です。
胚培養に関しては、日々新しい技術や情報が出てくる業界。コロナ禍ではWEBセミナーで学会に参加したりすることも多いのですが、政井先生ともそういう情報を共有して意見交換をしています。政井先生は新しいことに対してのフットワークが軽く、何でも取り入れてみようというチャレンジ精神のある方。そういうところがすごいなと思って尊敬しています。
政井先生が提案する、ひとりひとりに合ったオーダーメイドで無駄のない治療が、患者様にも評価いただいているポイントだと思います。私も患者様にとって良い治療法があれば、臆することなくチャレンジしていきたいと思っています

04佐久平エンゼルクリニックで働いて良かったことは?

培養室には現在3名の胚培養士が在籍していますが、少人数なのでコミュニケーションが取りやすいと感じます。また、部署に関係なく、スタッフ間でスムーズなコミュニケーションが取れる職場でもあります。頻繁に患者様の情報交換を行い、スタッフ全員で患者様の様子を把握できるよう努めています。
勤務時間の面では、朝の出勤時間は早いものの、ほぼほぼ17時に帰れるのでプライベートの自由度がとても高い! 年末年始やお盆にも休暇がありますが、それ以外にも自由に3日間の休みが取れるので、それもありがたいですね。
仕事中は集中力を求められますが、プライベートな時間は仕事を忘れてリフレッシュ。オンとオフをしっかり切り替えられるのも、このクリニックで働く魅力だと思います